幼稚園に金髪・ピアスがやってきた!

建物名称 :
H幼稚園 園舎
所 在 地 :
埼玉県さいたま市
工事期間 :
平成14年6月~8月
工事内容 :
屋上防水 外壁塗装防水 遊具施設塗装

いきなり幼稚園の話で恐縮ですが、一般的に幼稚園の先生の仕事を大変クリーンなイメージで捕らえている方が多いように思っていますが、いかがでしょうか。確かに男の力仕事とは違いますから危険な場所や炎天下、或いは厳しい寒さの中で肉体的に大変きつい仕事が沢山あるわけではありません。

が、皆さんが想っている程クリーンではありません。はたから見ると子どもを相手に楽しく一日を送っているように見えるかもしれませんが、結構シビアなのです。何がと一言で言えば、「見えている部分から見えない部分を観なければならない」ところです。言い換えれば子どもの気持ちを察することです。これは子どもとドロドロの生活を送らないと上っ面だけの付き合いでは観えてこないものなのです。以外に簡単そうにみえて結構大変なんですよこれが・・・。なんとなく解って頂けますか?

さて、そんな女性中心の幼稚園に、金髪にピアスにひげ面と、ごく一部のノーマルな若い男の軍団の登場です。防水と塗装の工事をこいつら等が(失礼)やるの。やれるの?と、今思うと申し訳ない初対面の印象でした。しかし、いざその仕事振りを拝見させていただくと・・・ウ~ン、ショック。無駄口一切たたかず、黙々と、そして細心の注意を払い、仕事に対する情熱と負けん気を噴出する汗に変えて、唯ひたすらに焼けたコンクリートと、くじけそうになる自分自身と戦う若者の姿がそこに在りました。

幼稚園教諭のイメージを多くの方が誤解されているように、私も金髪ピアスの若者を間違ったイメージでしか捕らえていなかったことにショック。こんな職人気質を持った若者がいることにショック。こんな若者を育てている会社があることにまたまたショック。大いなるカルチャーショックです。

勝か負けるかのなかでベストワンを目指す若者だけでなく、自分は自分であることのオンリーワンを捜し求めている若者のすがすがしい姿に触れられて、今幸せな気持ちでいっぱいです。「国は人、人造りは国造り」幼稚園教育の基本を専門工事会社のひたすらな若者に改めて教えていただきました。感謝。

《5年後、10年後どんな親方になっているのかな~。えっ? 5年や10年で親方なんかにゃなれっこね~。そんなあまくはね~ぞ!(社長談)でもこんな手の込んだ仕事をしていて日防技研さんダイジョウブデッカ?》

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