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建物調査①鉄筋かぶり厚調査

  • 2011/04/28

私の仕事は現場管理ですが、不定期に建物調査の業務も行っています。
本日より6回(くらい)シリーズで建物調査について簡単にご紹介させて頂きます。
まず第1回は「鉄筋かぶり厚調査」です。
この調査の目的は以下の通りです。
①コンクリート内に埋め込まれている鉄筋が設計通りの間隔に配置されているか
②次回紹介する「中性化試験」で壁等に穴をあける際、鉄筋を切断しないよう鉄筋の位置を把握する
③鉄筋の埋め込み深さ(かぶり厚)を把握する。(「中性化試験」の際に必要となるデータ)
鉄筋探査機という計器を壁等に当てて動かし、鉄筋がある位置にくると機械が「ビッ」と鳴り反応します。

02.jpg

ただ鉄筋の深さにより応答時間が違うため鉄筋の真上でなく少しズレた位置で「ピッ」と鳴ります。
このようにひと癖ある機械なので扱うには少々コツがいります。
下の写真は調査完了し鉄筋の位置を記録したものです。

03.jpg
本来は等間隔に配置されているはずですが、実際は...
次回は「中性化試験」についてお話します。
※来週のブログはGWのためお休みさせて頂きます。

自分の仕事よりまずは住民さんの生活を考える。

  • 2011/04/26

本日現場巡回中、足場のメッシュシートが前面道路いっぱいに広がっているのを発見しました。
この棟は本日より足場解体で、ちょうどメッシュシートが外れた直後だったようです。
鳶さんは端からシートを畳んでいましたが、住民さんが通るかもしれないので先に端に寄せてから畳むよう指示しました。
マンションの大規模修繕工事は住民さんが生活しながらの工事です。
極力支障が出ないように配慮しないがら作業を行うのが大前提です!
それはこの現場の職人さんは十分理解しているとは思いますが時として自分の作業に没頭してそのことがおろそかになる場合があるので、職人さんには常に住民さんの事を頭に浮かべながら仕事をするよう繰り返しアナウンスする必要があると感じました。

アンケートチラシの回収には裏技が必要!?

  • 2011/04/22

住民さんへの工事のお知らせとして重要なツールが「チラシ」です。
通常はこちらからの一方的なものですが、ごく一部住民さんからの回答が必要なものがあります。
今回の工事では玄関扉も塗装対象となっていますが扉側面と枠の部分も塗るため、住民さんが在宅の時でないと作業ができません。
ある一定期間を設けてランダムに訪問するのですが、ご不在で期間中に塗装出来ないお宅がどうしても出てしまいます。
その際は在宅日をお伺いするアンケートを配布します。
これが回答が必要なチラシです。
ただチラシは当社だけではないので、他のチラシと一緒にゴミ箱行きになったしまう場合もあるようです。
そこで、どうしても回答を頂きたいチラシは扉と枠の間に小さく畳んで挟み込んでおきます。
住民さんが帰宅されると床に落ちて気付いてもらえるという作戦です。
(どうしても連絡がとれない場合の最終手段です)
皆さん生活スタイルが違うので住民さんとのコミュニケーションにも色々と工夫が必要となります。

工程進捗管理表完成!

  • 2011/04/19

工事の進捗状況は我々工事管理者が把握するだけでなく、異なる業種の職人さん同士で進捗情報を共有することも非常に重要となります。
その情報共有するためのツールに「工程表」があります。
ただ工程表では細かい部位別の進捗までは管理できないので、そこで
「工程進捗管理表」
というものを作成しました。
これは各面ごとに作業内容が書いてあり、完了したところ蛍光ペンで塗りつぶしていきます。
完了・未完了作業が色分けされ、一目で進捗状況が把握できます。
あとは工事完了後に各職長さんが忘れずに記入してくれるかが問題です。
明日から監視の目を光らせなくては!

住民説明会

  • 2011/04/17

早いもので住民説明会も今回で第8回を迎えました。
回を重ねるごとに話す内容が増えてくるのですが、話す時間は変わらないので、毎回やりくりに苦労しています。
しかし説明会終盤の質問コーナーでは住民さんからの質問数が以前よりかなり減ってきた気がします。
既に工事完了した棟の方から情報が口コミで伝わっているのではないかと推測しています。
工事を行う側としてはありがたいことですが、何かこちらに不手際があればそれも広まってしまうので、気を緩めずこらからも「きめ細かい対応」を心掛け、がんばって行こうと思います。

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