保証期間を長くできる理由
- 2011/11/30
久々の更新です。
しばらく放浪の旅に出ていた・・・のではなくウレタン防水の膜厚試験施工に立ち会っていて、昨日帰還しました。
当社の膜厚試験施工とは、塗装・防水施工において均一な膜厚にするにはどのやり方がベストなのかを模索するもので、何度も「塗っては厚みを測る」作業を繰り返し、職人さんと検証しています。このように、当社の職人さんは現場で施工するだけでなく、自ら忙しい合間を縫ってミクロン技術(1/1000㎜の単位で厚みをコントロールする)の研鑽を重ねて習得しています。
一口に「長寿命化」「長期保証」と言っても簡単にできることではありません。
こうした職人さん達の日々の努力があってはじめて成し遂げることができるのです。
ウレタン防水ってなに?という方は下の写真をごらんください。
ウレタン防水材料を施工面に流し置きしているところですが、ちょっとホットケーキミックスをフライパンに流したところと似てませんか?
これを弱火で5分...と行きたいところですが、
防水作業では追っかけるように流し置きした材料を「鏝(こて)」という道具で均一に塗り延ばしていきます。(下の写真)
ウレタン防水材料は調合すると徐々に粘り気が増す液体ですので手早く塗り延ばし作業を終了しなくてはなりません。
そして、塗り延ばした材料は約1日経過すると固まってゴム状の物質に変化します。ゴム状の物質に変化した状態をウレタン防水層といいます。
超おおざっぱな説明で
「そんなに簡単なもんじゃねえよ!!」
と職人さんに怒られるかもしれませんね。
主にマンションのベランダ・廊下・屋上の床などに採用されます。
下の写真は以前にご紹介した当社現場のベランダ防水工事完了後の写真です。
ウレタン防水(塗る)はシート防水(張る)と異なり継目がなく(専門用語でシームレスといいます)、複雑な形状の下地にも施工できるという利点がありますが、これを均一な膜厚(どこを測ってもほぼ同じ厚み)のウレタン防水層に仕上げるにはかなり熟練した技能を要します。
みなさん、当社がなぜ長期の保証ができるか少しわかっていただけたでしょうか?
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